ちょっとおもしろ植物

屋久島のマイナー植物

面白い植物や食用植物

屋久島の低地にはマイナーな植物や食用として食べる野草や山菜、果実があります
ちょっと変わったものやよくわからないヤツまでご紹介しようと思います。

地球外生命体
彼は屋久島を侵略にやって来たのか?
なんとも変わった花で、目、花、口、耳、角と揃った花です。
よく名前がわかりません。

ヘクソカズラ
ヘクソとはなんとも情けない、実は漢字も「屁糞」と書きます。
そんなひどい名前を誰がどうして名付けるのか?
でもお茶目。

トベラ
春に芳香のある白い花を咲かす。
秋には外殻が3つに割れ中に仮種皮に包まれた粘りけのある赤い種子を見せます。


ハゼ
ウルシ科のハゼ、毒性が強く樹液が付着すると激しく被れる。
中学生の頃、ハゼの樹液を英語の先生の車のドアノブに塗ったことがある、翌日先生はすごいことになっていた。「榎木先生ゴメンなさぁーい」

クズ
島でクズと言っても全く通じない、カネンカズラ、もしくはカズラ。
葉を落とし農家の方などはロープ替わりに使用する。
島ではそこら中にあるやっかいな雑草。

トウガン
本州の方には珍しくない冬瓜、島では珍しい
島の人たちはあまり変わった野菜を食さない、昔から食べている野菜のみ食す、理由を聞くと「料理のしいみちを知らん」と帰って来る。調理法がわからないらしい、単にめんどくさいだけ。

ガジュツ
島では「ガゼツ」と呼ばれる紫ウコン。
島の特産品で漢方薬として胃薬にされる、通常のウコンはターメリックで黄色、肝臓のお薬、こちらは黄土色で胃薬。胃痛には覿面の効果を発揮。


秋ウコン
秋ウコンの花、ウコンは白い花を咲かせ、ガジュツは白とピンクの混ざった花を初夏に咲かす。
ウコンはターメリックの事でカレーや沢庵の色になります。

ボタンボウフウ
島の北西、永田地域などは昔からよく食すらしい
沖縄などでは「長命草」と呼ばれる。
おひたしや天ぷらが美味しいらしい。

スイゼンジナ
島では「ハンダマ」でおなじみ。
本州でも最近はおなじみとなっている、天ぷらやおひたしが美味しい。栗生の松竹や安房の茶屋ひらのでランチで食べれます。

キダチアロエ
初冬に濃いオレンジの花を咲かせ樹勢が強い植物
医者いらずと言われ古来よりヤケドや傷薬として用いられてきましたが、全くの迷信、やめましょう。

アロエベラ
食用アロエとして帰化した植物。
皮を剥いでこんにゃくみたいな感じ、お刺身風で食べるのが一般的。あまり栄養価も高い訳でもなく日本人のアロエと言う名前への狂信ぶりは少しおかしい。

サトウキビ
昔は島でも製糖工場があり生産されていたが現在は姿が少ない。
種子島では生産がさかんで黒砂糖を造る、お店でササに包んだ黒砂糖の飴がある、これが美味。冷凍してあり、冷蔵保管するとただの黒砂糖に変わる。

焼酎イモ
焼酎イモは基本的にコガネセンガンと言う品種。
島では食用はオレンジ、黄色、ピンク、薄紫、紫色を食した。一番人気はオレンジの通称カボチャ、不人気は紫。一番美味しくないのが紫イモ。

ゲットウ
葉に芳香があり殺菌作用があるとされています。
島では古来からおにぎりを包んだり、お団子を包んだりします。
昔は家の床の間に神様に供えてました。

サツマサンキライ
島ではカカランつると呼ばないと皆さんわかりません。
名物のかからん団子、ヨモギのお団子をこの葉で包んで蒸します。左のゲットウも昔はよく使いました。

ツワブキ
島で春に一番食される山菜、どこへ言ってもつわんこ。
フキとは違いシャキシャキした食感がまったくなく苦い。
新芽の茎を皮むきし水に浸して灰汁抜きします、皮むきで手は真っ黒。

ノブドウ
島ではガイブと呼ばれ秋に野山で見かけます、ヤマブドウは食べれませんがノブドウは美味しいです。間違って決してヤマブドウを食べないよう注意して下さい。

地ガウリ
島ではニガゴリと呼ばれ、近年一般的にはゴーヤです。
熟すと鮮やかなオレンジ色になって美味しそうですがまずいそうです。私はそもそもゴーヤが大嫌い。

ヘチマ
南の島では一般的にヘチマをよく食します。
おみそ汁や冷汁、ヘチマと豚肉を甘く炊いて冷やした汁物。
冷汁はご飯に掛けて夏バテ防止料理。
ヘチマのタワシも。

フトモモ
島ではホートーと呼ばれ、夏に沢で見かけます
琵琶に似ています、味も水っぽいビワでしょうか。ローズウォーターの原料、屋久島が北限の熱帯植物。

イヌマキの実
今年ヒトツバ(イヌマキ)の実が食べれることを初めてしりました。
不思議な形でニコイチ、右の熟した部分を食べます。サクランボの酸味が無い状態みたいでした。

シマサルナシ
島では木の高い所に這うためほとんど手に出来なく、サルに持って行かれる。何度見つけてもサルに先を越される。
キウイフルーツの原型、味も形もそのものだが小さい。少し酸味が強いか。

スモモ
島で自家用に栽培されているスモモ。
実が小さく中の色は赤紫の濃い色をする、酸味がキツく熟すまで甘くならない。スモモ焼酎を造り、夏に冷たく水で割ったりかき氷に掛けて頂く。単実結実する南の島独特の品種。

オオバライチゴ
島の春の宝石、春にルビーのような綺麗な実を付けこれが異常に甘い。野いちごではまさにクイーン、毎年沢山出来る場所が変わるので春に下見が必要、春の来島者は是非食べてみて。

ホウロクイチゴ
島では昔バライチゴと呼んだオレンジの野いちご。
こちらは甘酸っぱくて美味しい、少し毛があるが気にせず食べるべし。今年は近所の阿弓さんとイチゴ狩りをしジャムづくりしてみた。

ヤクシマキイチゴ
島の山岳地帯に生息する固有植物、リュウキュウキイチゴによく似る、葉の形がハッキリ三つに分かれ、葉の裏の葉脈が赤いのが特徴的。
少し酸味がありサルに先に食べられて人には廻って来ない。

リュウキュウキイチゴ
キイチゴの「キ」は木ではなく「黄」の意味。
少し酸味があり黄色い宝石のように美しい。
今年はヒミツの場所で豊作だった、やはり日頃から下見が重要。

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